インフルエンザの季節に備えて


トピックス インフルエンザに負けるな!

 ついこの間まで残暑が厳しかったというのに、もうすっかりコートが必要な季節になってしまいました。そうです!そろそろ「インフルエンザ」の季節がやってきます!!昨年は新型ウイルスが猛威を奮い、たくさんのお年寄りや子どもたちの命が犠牲となりました…。今年も「こわいなあ…」と思っているママたちも大勢いることでしょう。でも、ただただ怖がっているだけでは、子どもたちは守れませんよ!今年は厚生省もインフルエンザ対策を例年になく早めに打ち出しているようです。

冬を前にインフルエンザ対策=パンフなど配布へ−厚生省(時事通信)
 公衆衛生審議会(厚生相の諮問機関)の感染症部会(部会長・竹田美文国立感染症研究所長)は17日、今冬のインフルエンザ予防対策の基本指針をまとめた。これに基づき厚生省は、冬の流行期を前に啓発活動などの積極的な対策に乗り出す方針を決めた。[時事通信社 1999年11月17日 13:41 ]

 さあ、私たちもいざ、インフルエンザから子どもを守るよう行動を起こしましょう!

[1] 風邪とインフルエンザってどう違うの?

 こんな疑問を持っている人はいませんか?インフルエンザについて正しい知識を持つことが、予防への第一歩です。しっかりお勉強しておきましょうね。

「風邪とインフルエンザ」 風邪とインフルエンザの違いや治療法・予防法がわかりやすく説明されています
「大分県立病院 インフルエンザについて」 専門医学的な解説から、ママ達も聞きたい素朴な疑問までいろいろ参考になりそう
「かわむらこどもクリニック 小児科ミニ知識」 朝日新聞の宮城県内版「朝日ウイル」に、毎月1回掲載している小児科ミニ知識の原稿が掲載されています。小児科医によるインフルエンザ、かぜ、薬等のやさしい解説。

[2] インフルエンザを予防するには?

 これはもう何と言っても「うがい」と「手洗い」が一番!ママはもちろん、子ども達やパパにも徹底してやってもらいましょう!
 某小学校では、生徒全員に「緑茶」によるうがいを指導したため、インフルエンザのシーズン中も学級閉鎖がなかったそうです。お茶には殺菌効果があるそうなので、試してみる価値はありそうですよ。
 そしてさらに効果的だと言われている「予防接種」。次の項を参考にしてみて下さい。

[3] 予防接種って受けた方がイイ?

 70-90%の発病予防効果があるという報告もあり、これまでの日本のデータでは、流行株の予測が大きく外れた場合でも、60-70%の発病防止効果があったそうです。また、受ける時期ですが、12〜2月がインフルエンザのシーズンですので、11月頃受けるのが良いそうです。今からでも決して遅くはありませんが、受けるなら急ぎましょう!但し保険は効かないので要注意。金額はお医者さんに確認しておきましょう。相場は4000円前後のようです。
 ところで、何故有料化されてしまったのでしょう?たしか以前は、幼稚園や小中学校では義務的に無料で受けられていたように思うのですが、みなさんは記憶にありませんか?そこで、そこのところを厚生省にきいてみました。

厚生省の回答全文
 行政相談室によせていただいたメールについて回答いたします。
 平成5年12月14日付け公衆衛生審議会からの答申「今後の予防接種制度のあり方について」において、「インフルエンザについては社会全体全体の流行を抑止することを判断できるほどの研究データは十分に存在しないことから予防接種制度の対象から除外することが適当である」と答申され、これをうけて予防接種法から削除され、任意の予防接種となりました。
 しかしながらこの答申には「インフルエンザの予防接種には個人の発病防止効果や重症化防止効果が認められていることから、今後各個人がかかりつけ医と相談しながら、接種を受けることが望ましい」との意見もつけられてました。
 インフルエンザに関する情報につきましては、感染症発生動向調査の中で全国の発生状況を逐次厚生省ホームページに掲載しております。感染症発生動向調査は、「統計情報」→「関係サイト」→「国立感染症研究所」→「感染症情報センター」の順にクリックしていただけばごらんになれます。(厚生省保健医療局結核感染症課) 

こんなご意見もあります! (ワクチントーク全国)
 インフルエンザ予防接種には効果が認められないので、接種しない方が賢明であるという考え方もあるようです。
私たちはインフルエンザ予防接種について、こう考え、こう呼びかけます!!

以上のような情報を参考に、インフルエンザ予防接種を受けるか受けないかは、それぞれかかりつけ医の先生とご相談の上、ご自分の方針を決定なさるとよいでしょう。

[4] インフルエンザになったら、どうする?

 いろいろ予防策はとっていたのに、やっぱり誰かにうつされた!!という方々も当然でてくるでしょう。とくに子どもたちは、学校や幼稚園などで集団生活を余儀なくされているので、予防はしていても覚悟も必要ですよね。では、「もしインフルエンザにかかってしまったらどうすればよいか」がわかるサイトを御紹介しておきましょう。高熱が出るので、小さいお子さんを持つママたちは、かかってからあわてないように、よ〜くチェックしておいて下さいね。

「土川内科小児科ニュース」 平成9〜11年度版の各々12月のテーマがインフルエンザになっています。どれも内容は違うので、全部読むと大変参考になります。
「ビタミンCは体の掃除係」 風邪やインフルエンザにビタミンCは欠かせません

[5] インフルエンザについてもっと知りたい!

 インフルエンザの感染状況やその他様々な統計や資料の閲覧ができます。

「暮らしと微生物」 インフルエンザを含む様々なウイルスについてのお話
「インフルエンザ対策総合リンク集」 インフルエンザに関するありとあらゆる情報を総合的に網羅