他のお母さんの子ども達への接し方で、感動したこと、見習いたいと思ったことの具体例

今までに、他のお母さんが子ども達に接するのを見て、感動したこと、見習いたいと思ったことはありますか?(叱り方・ルールの作り方・生活リズムの作り方など)

 

■「ある」と答えた方のフリー回答の分類と件数

 

 

 

※考察

 

しつけや家庭教育に関する悩みのフリー回答分析の結果で第一位だった「叱り方」が、ここでも第一位です。やはり、「叱り方」に悩んでいる親が多いため、よその親の叱り方に感動することも多いのだと思われます。

 

また、叱り方にも深く関係してくる「叱らない」「笑顔で接する」「子どもの話をきちんと聞く」といったようなことが含まれる「日常の子どもへの接し方」が第二位になっています。

 

「子どもの自立を促すしつけ」が第三位になっている背景には、「子どもになんでも手を貸してしまいがち」な親が多いということが考えられるのではないでしょうか。

 

そして意外に多かったのが「他の子どもへの接し方」です。これは、「自分の子どもには厳しく、他人の子どもの行動には見て見ぬふりをしてしまいがち」であったり、「自分の子どもだけのことを考えて行動しがち」であったりする親が多いため、「自分の子どもも他人の子どもも平等に扱うこと」に感動するケースが多いようです。




■感動したこと、見習いたいと思ったこと第1位

「叱り方・注意の仕方」の内訳と具体例

 

 

 

<叱る理由をしっかり話す>

・ただ叱るのではなくきちんと理由を言って言い諭している様子をみて見習いたいと思いました。

・ダメと言うのではなく、「危ない」と認識させていること。

・怒る時すぐ手を出してしまうことがあるのだが子供を悪いことを理解させてから怒っている(諭す)姿を観たとき。

 

<感情を抑え冷静に>

・いつみても絶対大声で怒ったりしないこと。冷静でいられるのは見習いたい。私はすぐ怒ってしまうから。

 

<子どもの話を聞いてから、諭す>

・すぐに叱らずにわかるまで子供の言う事を聞いてあげる。

・子供のわがままを真剣に聞いて、同意しながら優しく諭している姿。

 

<叱った後にフォローする>

・1つ叱ったら5つほめることを実践している。

・厳しく叱った後に、優しく教えてあげる姿勢。

・子どもが「ごめんなさい。」と謝った時、親も「きつくしかってごめんなさい。」と謝っていたこと。

・叱った後は必ず子供を抱きしめること。

 

<子どもと同じ目線で>

・子供が悪い事をした際、しゃがんで子供の目線に合わせて、理解しやすいように易しい言葉で叱っていたのを見てから、実際同じように子供に接しています。大変効果的です。

 

<子どもに考えさせる>

・やってしまったことを怒るのではなく、次どのようにすれば失敗しないかを、子供と考える。

・一方的で感情的な叱り方ではなく、おだやかに「そんなことをしてもいいのかなぁ・・・」などと子供に考えさせるように接していたお母さんをみて、見習いたいと思いました。

 

<やさしく諭す>

・叱り方も優しく、目を見て、諭すように話してる友人が素晴らしいと思いました。自分は出来ない。

・頭ごなしに怒らず、やんわり怒る。

 

<その場ですぐ叱る>

・いけないことをしたら、瞬時にしかること

・スーパーでたくさんの買い物客がいるのにかかわらず、駄目なものは駄目とはっきりしかっている様子を見たとき。

 

<人前で叱らない>

・子供が悪いことをしたその時に叱るのが普通だと思うのですが、知り合いのお母さんは帰国子女で叱り方も欧米式でして、人前では絶対叱らないというのです。これは、子供の自尊心を尊重した叱り方だそうです。そういえば子供の頃、人前で叱られてなんとも言えない恥ずかしさ?を味わったことがあったなと思いまして、妙に納得しました。見習いたいけど、結構難しいんですよね。

・叱るときは場所をかえること。(みんなの前だと子供心に傷つくそう)

・人前でたたかない

 

<その他>

・「あぶないからやめなさい」と言うばかりの私の横で「おりこうさんは誰かなぁ?」と楽しく注意してすぐに子供達に言うことを聞かせたのを見て、そんな注意の仕方もあるのか!と驚きとともに、是非見習いたいとおもって、実践している。

・「人のとこ・〜ちゃんは」など、人と比べて怒らない

・危険な遊びあるいは、門限に遅れる事が頻回にあった時、それぞれの親みんなで相談をして子供達の言い分をきちんと聞き,各家庭で話し合う提案をして下さった。一家庭で頭ごなしに叱っても友達とのコミュニケーションの中では、無意味..冷静に話し合えた。

・子供さんがスーパーでひっくり返って大声で泣き叫んでいました。私だったら人目を気にして物でつったらり、抱きかかえて逃げるように退散すると思うのですが、その方は叱りもせず、やさしい表情で子供さんを見つめてみえました。泣き声はいつまでも続き、私が買い物を終わるころやっとなき声がやんだのできになって見に行くと、子供さんの方からお母さんに抱きついて、その後二人とも笑顔で買い物を始めたようでした。そのおかあさんの忍耐と強さとやさしい笑顔が忘れられないです。



■感動したこと、見習いたいと思ったこと第2位

「日常の子どもへの接し方」の内訳と具体例

 

 

<一緒によく遊び、共感する>

・お父さんですが・・・子供と一緒になって一生懸命遊んでる姿。

・子どもと一緒になって遊びを楽しむ事。夕食やお菓子作りなども家庭で子どもと一緒に行い、体験できる機会を設けている事。

・子供が興味を持ったことに一緒になり興味を示す事

 

<子どもの話をきちんと聞く>

・どんなことでも子どもの話を真剣に聞く。

・子どもの小さな発言にも耳を傾けて、言葉をたくさんかけている姿をみたとき。

 

<子どもと同じ目線で>

・子供が話かけてきたときなど、膝をついて子供の目線の位置で話をきいてあげているのを見たとき。

 

<子どもの気持ちを尊重>

・子どもがどうしたいのか、まず最初に子どもの気持ちを聞いているお母さんを見たとき見習いたいとおもいました。

・まだ小さな子供に対して押し付けではなく、人格を尊重してきちんと接していたこと。

 

<やさしい口調>

・お友達のお母さん方は子供に対してとても優しい声と口調で話しているように感じます。私はどちらかというと厳しく子供に接しているのではないかと思うので、そういう場面に遭遇するとハッとします。

 

<すぐに怒らない>

・泣き喚いても怒らず接するのを見たとき自分の短気さを反省する。

・叱らない。叱るパワーのほうが疲れるから注意するだけ。その子はいつもニコニコしている。

 

<笑顔で接する>

・常に笑顔をたやさない

・わがままにも笑顔で対応している時

<手本を見せる>

・お手本として、まず自分がやってみる。

・教える時は、口だけで伝えると分かり難くいので、親が先に見本を見せてから。

・友人のお母さんが、自分の子供に分けてもらった焼きいもの半分を、後から来た私の子供二人にも分けてくれ、その様子を見ていても、子供が騒がず、どうぞとくれたとき、普段から、人に分けてあげる親を見て育ったんだなあと。自分の子なら、きっと自分の分が減ると大騒ぎ。下手すれば、人の分までほしがる。見習いたいなあと。

 

<友達のような関係>

・友達のような関係。

・友達みたいに育てていたので、親と子のへだたりがない

・友達のような親しい関係を感じる。

 

<その他>

・5歳の男の子がお母さんに何度も思いっきりパンチしていたのに、お母さんは怒るどころか「まあ、そんなに力が強くなったんだね。お母さんびっくりしたよ」とニコニコしていたので驚きました。

・何をみてもいろんな言葉を使って表現する。たとえばお花を見て。きれいね。いいにおいね〜、色は何色かな?など感性を養う事を自然に。

・夏休み、冬休みの「自由研究」の作品をなかなか思いつかないヒントを子供と一緒に考え手助けしながら根気よく仕上げてくる人を見て見習いたいと思いました。

・強い言い方をしたわけではないのに、お母さんの言葉は子供の心にひびくのだなあと思ったこと。(でも、うちの子には当てはまらない・・)

・砂場で泥んこになったとき、一杯遊んだね、楽しかったねと話をされた姿を見た時。



■感動したこと、見習いたいと思ったこと第3位以下

他の分類項目におけるそれぞれの具体例

 

<子どもの自立を促すしつけ>

・子供の自主性に任せ、自由にさせている。

・食事、おもちゃのあと片づけなど何事も子供のリズムに合わせて、出来るまで根気強くつき合う姿勢

・子どもが自分の言葉で話すのを、根気強く待つ姿勢。

・公園で子供と遊んでいるとき、子供が転んでも手を貸さない母親がいました。子供は自分で起き上がって、歩いて母親の所まで行きました。私はすぐに手を貸してしまうけれど、その母親を見て感心しました。

・子供が、どんなに・どんなに行動が遅くっても何一つ言わずに黙って待っていてあげる姿!私は絶対に何か一言言ってしまうから・・。

・公園の遊具で遊ぶこどもに思わず、「危ないなぁ」と心配になって声をかけてしまったとき、ほかのお母さんが、「こどもは自分が出来なかったらやらないんだから、大丈夫だよ。」とそっと優しく言ってくれました。その時、「ほんとうにそうだわ!」と心配性気味になっていた私に気付かされました。

 

<他の子どもへの接し方>

・悪いことをしたよその子供を注意し叱った母親を見て見習いたいと思いました。

・他人の子供とよく遊び、しかり方がうまい

・自分の子も私の子もよく見ていて、けんかしても、両方の気持ちがわかる。

・私の子供(4)が、友人の子供(4)の持っている物を、欲しがり喧嘩になりそうでした。友人は、私の子にこれは、○○ちゃんが大切にしている物だから、○○ちゃんは誰にも上げれないのよ。と言い聞かせてくれました。お友達のお母さんに言われると素直に聞いていました。私が友人と逆の立場のときは、自分の子どもに我慢をさせて泣かせてしまいました。子供が小さい頃は、母親が宝物を守ってあげないといけないのですね。

 

<褒め方>

・ついつい怒りたいことばかりが目に付くが、意識的に褒めて上げる機会を多く作るようにする。

・どんな小さなことでもほめる。

・まずは褒める。褒めることで自信をつけさせる。

・出来ない事に対して闇雲に叱るのではなく、出来たことに対してしっかり褒めてあげること。

 

<生活リズムの守り方>

・ご飯、お昼寝の時間等、0歳時からリズムを作って生活していたこと。

・実家やお友達の家に遊びに行っても、生活リズムをできるだけ変えないこと。食事の時間、テレビを見る時間、お風呂、就寝時間。家でのスタイルと変えると、子供の時間配分が狂うからという理由で。私は「今日は特別〜」なんて、すぐに甘い顔をしてしまうので。

・親戚の家で、お子さんに対して生活リズムを作りやすい住環境を整えていたこと。 テレビを観ないで過ごす工夫や、学習スペースとリビングの配置等。

 

<挨拶・マナー・言葉づかいなどのしつけ>

・5歳ぐらいなのにちゃんと挨拶が出来た子がいて、たいへん感じが良かった

・お友達の家に行ったときにしっかり挨拶ができること、ぬいだ靴をきちんとそろえること。

・言葉遣いのいい親は、その子供も良い。親を真似るので言葉使いを気をつけようと思いました。

 

<育児に対する姿勢>

・ゆとりある気持ちでゆっくり育児していること。

・親の都合で物事を考えずに子育てをする心持。

・常に平常心


<ルールづくり>

・テレビをほとんど見せていないこと。決めてあって、子供たちもその番組が終われば、さっと消していることにとても驚いた

・子供も夜遅くなったらテレビを見ないようにと8時以降は親もテレビをみないという家庭があって見習えばいいなと思ってます

・母親同士で、今日はゲームなしの日を決める

 

<積極的な愛情表現>

・スキンシップを恥ずかしがらない。

・愛してるよ!など口に出して伝える。

・子供に対して「あなたはお母さんの宝物よ」と声に出して伝えていたこと。

・必要以上でもよく抱きしめたりキスしたりしている事に見習わなければと思う

 

<兄弟のそれぞれの扱い方>

・どうしても一番手のかかる一番下への子と、年の離れた上の子への接し方。

・兄弟げんかで、一方的に殴った方だけを攻めずに、何故殴られたか原因を説明していた。

・姉妹でおねえちゃんのことを名前で呼んでいること。「お姉ちゃん」とは呼んで欲しくないだろうと思った。

・兄弟が多くても一人づつ接したりして接する時間を大切にしてあげる。

 

<子どもの食生活への気遣い>

・子どもと共に野菜を育てたり、料理をして食育につなげてること。

・食べ物の好き嫌いをなくすために、料理を工夫していること。

・食育です。私は料理が得意でない為、朝ごはんを夕飯と同じくらい多彩に作る家庭や、お弁当の中身やおやつが全部手作りという家庭を尊敬し、見習いたいと思います。

 

<おこづかいの与え方>

・おこずかいの与え方(学年数×10×お手伝い日数)例:5年生×10×30=1500

・子どもにおこづかいをあげるのをお手伝いしたら10円とかにして、それを記録し1ヶ月まとめて渡してるのを聞いて、働いてお金を稼ぐ大変さがわかって良いと思いました。

 

<おやつの与え方>

・お菓子の与え方で、子供が泣いても泣いたご褒美になるからと与えないのを見て。なかなか真似できません。

・ちゃんと、ジュースやお菓子の量などをきちっと決めていること。

 

<家庭における学習方法>

・子供の能力を引き出すために、母が勉強して、子供に問題集を作っていた。真似できないけど、凄い!

・勉強を進んでやるようなテクニック。

・遊びを取り入れた勉強方法(トランプを使用する等)

 

<その他>

・一人はベビーカー、一人は手を引く二人の子供を連れての買い物をしているお母さんを見たとき、手を引く子供には、陳列されている商品を勝手に触らないように、片手をベビーカーを握るようにしていたこと。

・児童館などに出向くと、私の子どもはすぐに色々な所に歩き回り、落ち着きがありません。でもその中でもちゃんとお母さんのお膝のそばに座りきちんと先生のお話を聞いている姿を見ると見習いたくなります。


《 戻る | | 進む 》