2004.7.7 up!
去る6月29日に、世田谷区代田区民センターにおいて実施された講習会「乳児期における応急手当(心肺蘇生法)」を取材してまいりましたので、ご報告いたします!
この講習会は、子育て支援グループamigo(アミーゴ)とNPO法人 日本救急Messenger
の共催で乳幼児ママ向けに有料で開催されました。(右の写真は、日本救急Messengerのメンバーの方々です。)
講師は日本救急Messengerの「ボンズさん」と「ジョニーさん」。彼らは、某消防署の隊員なのだそうですが、あくまでもプライベートな活動のため、勤務先や本名は明かさず、ニックネームでボランティアとして講師をして下さっているのだそうです。このお二人に限らず、日本救急Messengerのスタッフはみなさん本業をお持ちで、こちらでの活動は無報酬なのだそうです。(詳しくは、日本救急MessengerのHPをご参照ください)
また、子育て支援グループamigoは、この講習会に際して、となりの部屋に「託児室」を設け、講習中に参加者のお子さんを預かるサービスも実施しました(有料)。(グループの活動については、子育て支援グループamigoのHPをご参照ください)
●まずは、血液の流れのしくみについての講義から
心肺蘇生法とは、「人工呼吸」と「心臓マッサージ」の2つを指します。これは、脳に酸素を送り込むことが目的です。
酸素は血液が運びます。ですから、まずはその血液の流れの仕組みについてを、ボンズさんがわかりやすく解説してくださいました。
もしも不慮の事故に遭い、呼吸をしていない場合は、心肺蘇生法により脳に酸素を送り込むことが先決ですが、例外として大量の出血をしているような場合は、まず止血をしなければならないということを学びました。
●「人工呼吸」と「心臓マッサージ」いよいよ実践講習!
効率よく一人が何度も実践できるよう、2つのグループに分かれての実践講習となりました。今回は、生後29日目〜1歳までの乳児を対象とした心肺蘇生法の講習でしたので、赤ちゃんのお人形を使っての練習です。
お人形を見ると、「あー、こんな小さな赤ちゃんの呼吸が止まってしまったら、どうしよう!」と、なんだかドキドキしてしまいましたが、参加者のママたちはとても真剣に、講師の方の説明どおり、練習していました。講師の方が非常に丁寧に説明してくださり、時間の許す限り、一人が何回も練習することができたので、最後はみなさんとてもお上手になられたようでした。
●誤飲・誤嚥、熱性けいれんについての説明も
心肺蘇生法の実践練習の後は、誤飲・誤嚥、熱性けいれんについてなど、乳児ママが心配なさまざまな事故や病気についての
対処法も説明してくださいました。
「何かあった時に、119番してよいかどうか迷っちゃうんです。
こんなことくらいで救急車呼んだら、怒られちゃうかな〜とか不安で」というママからの質問に、ボンズさんはパパであるご自分の
体験をまじえつつ、「実際、うちの子もすごく腹痛を訴えたとき、尋常じゃなかったのですぐに救急車を呼び病院に連れていったのですが、いざ診察の時になったら治ってしまい“こんなことくらいで救急車呼んだのか”と医師に言われたので、病院を変えました。
何か言われたら、別の病院に行けばよいだけで、きちんと話を聞いてくれるお医者さんは必ずいるはずです。
救急車を呼ばずに一生後悔するくらいなら、“こんなことくらいで救急車呼んで”と1回怒られるくらいでめげずに、
普段とは違ってあまりにも様子がおかしい!と思ったら、すぐに119番してください。お子さんの異常に気づいてあげられるのは、お母さんしかいないのですから。」と答えていらっしゃいました。
●まとめ
119番して救急車が到着するまでに、平均6分かかるのだそうです。この6分間に、心肺蘇生法を実行するかどうかで、お子さんが助かる確率がぐっとあがります。呼吸が止まっているなと確認したら、近くの人に119番することをお願いして、すぐ心肺蘇生法を始めてください。もし近くに誰もいない場合は、119番するより前に、1分間の心肺蘇生法を実行してから119番通報するようにしてくださいとのことでした。それくらい、心肺蘇生法は大事なことなのですね。
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